税所玲子氏「デジタル化の中でのニュースの読まれ方 2025① 国際比較調査 『ロイター・デジタルニュースリポート』 から」(NHK放送文化研究所「放送研究と調査」)

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論文

税所 玲子, デジタル化の中でのニュースの読まれ方2025①, 放送研究と調査, 2025, 75 巻, 10 号, p. 2-27, 公開日 2025/10/20, Online ISSN 2433-5622, Print ISSN 0288-0008, https://doi.org/10.24634/bunken.75.10_2_27, https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunken/75/10/75_2_27/_article/-char/ja, 抄録: 本稿はイギリスのオックスフォード大学にあるロイタージャーナリズム研究所が行う国際比較調査、「デジタルニュースリポート」の2025年の調査から、「信頼」を軸に日本の動向を紹介するものである。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunken/75/10/75_2_27/_article/-char/ja

抄録:

本稿はイギリスのオックスフォード大学にあるロイタージャーナリズム研究所が行う国際比較調査、「デジタルニュースリポート」の2025年の調査から、「信頼」を軸に日本の動向を紹介するものである。

毎年調査している「ニュースへの信頼」は2021年以来初めて30%台に低下した。特に18~24歳、45~54歳までの層での低下の割合が多くなっている。また「信頼」の低下は、政治的な立場を明確にしなかったいわゆる「無党派層」の人たちの間でもうかがえる。さらに利用する媒体によっても違いがあり、過去4年間を見ると、テレビや新聞を主な情報源とする人の間では「信頼する」が「信頼しない」を一貫して上回っているが、ソーシャルメディアを主な情報源とする人の間では、2025年、「信頼しない」が「信頼する」を初めて上回った。さらに既存メディア15社/組織への「信頼」も軒並み低下した。

偽情報・誤情報への不安は、2024年と比べてほとんど変わりがなかった。偽・誤情報を拡散させる人としては、「インフルエンサー」と答えた人が最も多く、「一般人」「活動家」と続き、「報道機関」を挙げる人も「政治家」とほぼ同じ割合いた。一方で、情報の正確性を確かめる際に利用する情報源としては、「検索エンジン」の次に「信頼するニュース源」が多く、報道機関のニュースを頼る人が多いことがうかがえた。ただ、ソーシャルメディアを利用して情報を確認する人の間では、利用する情報源は「インフルエンサー」と「報道機関」が同じ割合だった。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunken/75/10/75_2_27/_pdf/-char/ja

引用されたSlowNewsの記事

「ファクトチェック元年」! 報道各社の取り組みをまとめてみました」

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